アンブレイカブル・キミー・シュミット シーズン1-3

こんにちは、今日はアンブレイカブル第3話!

 

最初はフレーズから。

Word up!:すごく古いスラングでもちろん!という意味。

日本語訳は「モチのロン!」となっていましたがすごい的確な訳。

 

 

タイタスから”THINGS PEOPLE DON'T SAY ANYMORE(これから一生言わない)”ノートに書けと言われています(笑)

キミーは15年間地下壕に監禁されていたので、たまに言葉が変だったり古い言葉を使うので見どころたくさんありますね。

 

次はジャクリーン若かりし頃の回想シーン。

彼女は実はネイティブアメリカン出身。その事は隠しながら生活しています。

若い時から白人のような暮らしをしたいと夢見ていました。

雑誌のモデルのように成功したいの!と出してくるのがSEARSのカタログ。

雑誌というよりはただのカタログが出てきた部分が笑うところみたいです(笑)

SEARSは食品取り扱いのないダイエーやイオンみたいなお店。すでに倒産している会社。

Last Sears store in Louisiana is hiring temp workers and will close soon |  Business | theadvocate.com

ジャクリーンの発言に対して両親はネイティブアメリカンバージョンのSEARSを出してきます。もちろん実在しません(笑)

 

またジャクリーンの両親が言います。

「あなたは最近Neato,Tennisとか変な言葉を使うわ。」

Neato=cool(ただのスラング

Tennisは白人が好んでするものというステレオタイプから来ているセリフ。

Oy, gevalt.:やばい、OMG

このワードは基本ユダヤ人しか使わないフレーズ。

「Oh, violence.」「Yikes」も同様。

 

メンタルセラピーを受けるジャクリーンがキミーに軽く内容を説明をする場面。

フロイト的失言(Freudian slip)

本当は心の奥底で思っている内容をポロっと言ってしまう事

オーストリア精神科医フロイト(Sigmund Freud)は患者のうっかりした「言いまちがえ」に着目して研究した。

世界にはフロイト的失言してしまった方がたくさんいるようなので是非(笑)

www.youtube.com

 

続いてまたネイティブアメリカン時代ジャクリーンの回想へ。

父が部族の長になったためサンダンスに参加するように誘う。

実は両親とジャクリーンの発言は食い違っています。

両親の言うサンダンスはネイティブアメリカンの儀式。自然復活と和平祈願の最大の儀式。(Wikipediaより)

ジャクリーンの言うサンダンスはアメリカで行われるサンダンス映画祭のこと。

アメリユタ州で毎年1回開催される映画祭。

ここではクリエーターが映画の権利を売ることができるそうです。

この映画祭から「メメント」や「セッション」など数々の映画が有名になっていきました。

サンダンス映画祭 - Wikipedia

 

ニューヨークで成功しつつあるジャクリーンは両親にNYに来るよう誘いました。

日本語ではポイ捨てがひどいという訳になっていました。

英語を直訳すると‶ポイ捨ては私を泣かせる″です。

www.youtube.comこれは昔のコマーシャル。ポイ捨てを注意喚起する広告。

www.youtube.comThe Simpsonsでもネタに。

 

キミーはジャクリーンに紹介されたご老人とデートすることに。

彼の話す言葉は支離滅裂なので最初から最後まで話がかみ合わず。

ここでなぜか奇跡的にかみ合ってしまうシーン。

キャスト・アウェイ (Cast Away) - 4年間の無人島での漂流生活の後に彼を待ち受けていた不条理な運命! - bitterharvest's  diary

キミーのセリフ、日本語訳であなたは顔を書いたボールよ。

英語を訳してみる:あなたは私が地下壕にいる時に書いたようなボールよ。


ご老人はキャストアウェイの事?と聞くけど、キミーは15年間地下壕にいたので絶対にその英語を見ていないの分かりますか?それなのに映画の主人公と同じことをしているんです(笑)

では3話おしまい。

 

アンブレイカブル・キミー・シュミット シーズン1-2

こんにちはMAYAです。

今回アンブレイカブルシーズン1-2について個人的に面白いと思ったことをシェアします。

1話で偶然手にした職を一瞬にして失ってしまうキミーですが、2話目でクビを撤回してほしいとジャクリーンにお願いするところから始まります。

 

ジャクリーン「あなたは仕事初日に2時間も遅刻した。今は猫の手も借りたいくらい忙しいの、それは例えだけど本当に忙しい。」

と訳されているこの場面。

英語では

Do you have any idea how much I have on my plate, Not literally, of course.

 

To have a lot on one's plate:やるべき事がたくさんある

Not literally:文字通りじゃないけどね

猫の手も借りたいと同じような意味で使われていますが、直訳するとお皿にたくさん乗っているという意味。

 

➡「本当はそんなに食べないよ、食いしん坊じゃないよ」という意味になります。

 

家族関係に問題のあるボーヒーズ家にあれこれ振り回されるキミーは

人助けは好きだけど、ボーヒーズ家だけは助けられないとルームメイトのタイタスに相談するシーンがあります。

今朝も困ってたおじいさんを助けた、という日本語訳になっていますが

実際英語ではとんでもないことを言っています。

”ズボンのポケットの物を取り出せないおじいさんを手伝ってあげた。”
とキミーは言っています。

キミーは本当に気付いていないんです。

察しのいい方は分かるかもしれないんですが、

このおじいさんはキミーにセクハラ行為をしていることになります。

このキミーの発言後のタイタスが微妙な顔(笑)

 

 

次に伝えたいことは文脈あんまり関係ないので言葉の説明だけ。

英語圏でいい考えを思いついた時に

「Eureka!」(ユリィカ!)と叫ぶ時があります。

これには語源があります。

古代ギリシャ語で「見つける」「発見する」という意味。

代数学者のアルキメデスは入浴中に解決策がひらめき、あまりのうれしさに『ユリイカ!』と叫びながら裸で町中を駆け回ったといわた事から使われる様になったんだとか。

キミーは同じテンションで

「Urethra」(尿道)と言います(笑)

 

キミーはジャクリーンの子供、バックリーの誕生会準備を任せられます。

またジャクリーンの問題児継娘、クサン(xanthippe;たぶん英語で読んだらゼァンティッピーみたいな感じ笑)を誕生会に出席させるように言われました。

キミーは誕生会前にクサンが外出しようとするのをどうにか食い止める事に成功。

クサンはキミーのとこが大嫌いなので、お前をコテンパンにしてやる!と言います。

(クサンがキミーをコテンパンにする事を)分かってる、頑張りな。

とここで言うのをやめればいいのですが

but what am I?まで付け足してしまうキミー。

これって英語圏で子供たちが喧嘩するときに使うフレーズなんです。

A: You are stupid. (ばーか!)
B: I know you are, but what am I? (お前の方がバカだよ。)

こんな感じで小さい子供が使う言葉なので面白いです。

他にも子供がよく使う喧嘩フレーズをご紹介!

【I’m rubber, you're glue. :その言葉そのままお返しします。】

直訳:私はゴムで、あなたは糊。あなたの言ったことは跳ね返ってあなたにくっつく。

 

ジャクリーンは息子の誕生会を出しに使い、夫との関係を修復したいと思っていました。出張から家に帰るつもりが日本に行ったと連絡が来ます。

ジャクリーンの発言で分かるのが、世界から見た日本のイメージです。

日本でいろいろな自動販売機がある事は有名なんだな~と実感させられました。

現在飲み物だけではなく、焼き芋やクレープ、お肉なども売ってますよね!

 

これで最後になります。フレーズを。

Spoon me.:後ろから抱きしめて

スプーンを重ねるように後ろから抱きしめるという意味があります。

今回はこれで以上!

 

また面白いことシェアしていきます!それでは!

アンブレイカブル・キミー・シュミット シーズン1ー1

アンブレイカブル・キミー・シュミット」が大好き。

概要をサラッと。

カルト教祖に15年間地下シェルターに監禁された後、現実世界で生きていくことになったキミー。俳優を目指すタイタスとニューヨークで同居を始める。

見ていけばだんだん分かっていくと思うけど、どのキャラも癖強め。カオスコメディ。(笑)

オープニング曲はこれ。

実はこれ元ネタがあります。

youtu.b

アメリカのアーティスト、グレゴリーブラザーズ(The Gregory Brothers)が持つYouTubeチャンネル”schmoyoho”でこの動画が2010年に流れました。

彼らはニュース番組を元に曲を作成。

「Bed Intruder Song」はAntoine Dodsonさんの妹がレイプ未遂に遭った時のインタビュー映像をパロディにしてしまった曲。

いや~、センスがすごいです(笑)

 

そしてキミーと大家さんのリリアンとの会話にアメリカの文化を元にしたネタが隠れてる。

1960~1970年代に設立された2大ストリートギャング、”BLOODS &CRIPS”。

BLOODSのカラーは赤、CRIPSのカラーは青です。お互いに敵同士。

詳細知りたい方は調べてみてください。

リリアンはキミーの服の色を見て、バナナボーイズに間違えられる!と発言するが、バナナボーイズなんてストリートギャングは存在しないし、なんせ名前がすごくダサくて面白い!(笑)

ギャングのこと知らないと頭に?がたくさん浮かぶと思う。

 

私自身もこのドラマを見始めてから学ぶことがたくさんあるので

シェアしていきます!

 

はじめまして、簡単に紹介を

f:id:iamMAYA:20220407222443j:plainはじめまして、MAYAです。 何よりもコメディ、笑うことが好きです。 オーストラリア人夫と番組を見ていると、字幕があったとしても私が笑わないところで彼はおなかを抱えて笑います。 字幕では伝わらない部分を省略している場合が結構あります、そしてそこにこそ面白いポイントや知るべき文化が隠れているのです。 もっともっと楽しめるのに、知識がなくて笑いが半減するのなんて耐えられないんです!(笑 私が得た事をどこかでシェアできたらな、誰かが海外番組のジョークを本当の意味で理解してたくさん笑えたらいいなと思っています。 

 

それでは